日誌

学校日記

今週の花「アマリリス」

 花一さんから届いた「今週の花」は、「アマリリス」です。アマリリスは、真直ぐに伸びた茎の先に、ユリに似た大きな花を咲かせる球根植物です。日本へは江戸時代に入ってきました。アマリリスの名前と花言葉「誇り」「輝くほどの美しさ」の由来は、次のようなギリシャ神話からきています。羊飼いの少女「アマリリス」が、羊飼いの少年に恋をします。しかし、アマリリスは内気なため、その気持ちを少年に伝えられません。そこで、神様にお願いをしました。神様は、アマリリスに1本の矢を与えますが、驚くことにアマリリスは、矢で自分を傷つけてしまいます。その傷口から流れた血が地面に落ちると、そこに美しい花が咲きます。この花をきっかけに、二人は結ばれましたというお話です。アマリリスが自らを傷つけてでも恋を実らせたことから「誇り」という花言葉が、この花がとても美しかったことから「輝くほどの美しさ」という花言葉がつけられたのだそうです。これから少しずつ花が開いていき、アマリリスの輝くほど美しい花を見ることがとても楽しみです。

2年 九九検定

 2年の算数で「かけ算」を勉強するようになりますが、その中で出てくる「九九」は一つの山場の学習です。九九は、ただ丸暗記をしているだけでは役立ちません。まずは、かけ算のきまりを理解するまで丁寧に指導しました。その後、これからすばやく計算できるように、九九をすらすら言えるまで練習してきました。最後は、校長先生の前で九九をまちがえずに言えたら、「九九検定」合格です。校長室にあるソファーに座り、校長先生と向かい合います。いつもの教室とは雰囲気が違い、それだけでも緊張したことでしょう。しかし、しっかり練習をしてきたので、テンポよく九九を言っていきます。全部の段を正確に言えたら、最後に、校長先生から、1問だけ問題を出されます。「七四?」「二十八!」「合格!」「やったー!!」これから九九を使う場面がたくさんありますから、いつでも言えるようにしておいてくださいね。2年生、よくがんばりました!

クラブ活動(手芸&ペーパークラフト)

 4年生から6年生が楽しみにしているクラブ活動が、今年度最終回を迎えました。手芸&ペーパークラフトクラブを観てみると、どの子も真剣に、そして楽しそうに作っていました。わからないところがあると友達に質問して、その子も自分のことのように一緒に考えていました。無事に解決すると、とてもうれしそうな表情になり、また手を進めていました。ミシンが必要になると、あっという間にミシンを出してきて、糸を通し、ボビンをセットして、ささっと縫ってしまいます。その手際のよさに感心しました。以前、この子たちが作った作品は、職員室前の廊下に展示されていて、とても好評でした。片づけの時間になると、「また来年も入りたいな」「中学校でもあるのかな」などの声が聞かれ、このクラブの好きなことが伝わってきました。

3年 出前授業「豊橋いまむかし」

 3年が、二川宿本陣資料館の学芸員を招き、社会科の学習をしました。テーマは、「豊橋いまむかし~地図と写真から学ぶ~」です。江戸時代の道具を写真で示し、名前と何に使う物なのか尋ねると、たくさんの子が手を挙げました。「それはかまどです。ご飯を作るときに使います」「あんどんです。今でいうと電気のあかりです」と、しっかり答えていました。江戸時代の食事で、魚は食べるけど肉はほとんど食べないということを教えてもらうと、「焼肉とか食べられないの…、つらい」という声が聞こえてきました。次に、新川校区にある「札木町」の、江戸時代の絵を紹介してもらいました。自分たちの暮らしている町が、江戸時代はどんなふうであったのか。子どもたちは食い入るように見ていました。「土の道路だ」「馬がいて、背中に荷物を乗せているよ」などと気づいたことを次々に発表していきました。最後に、「江戸時代」「明治大正」「現在」の吉田城周辺の地図を比較しました。江戸時代の主要道路である東海道は曲がり角が多かったこと、市電は大正時代にできて、東田までしか線路がなかったことなどがわかりました。そして、「新川」の名前の由来もわかりました。それは、「明治時代に牟呂用水を作った際、新しくできた川のある地域」ということで「新川」になったということです。「そうなんだ!」と、驚きの声が上がりました。「豊橋いまむかし」に関心が高まりました。

感謝の会

 学校は、多くの方に支えられて教育活動が成り立っています。本校も、保護者や地域のかたがたに多大なる支援をいただいています。そのかたがたに、1年間の感謝の気持ちを伝える「感謝の会」を行いました。会を中心となって進める運営委員の児童が、校長室で待機しているかたがたを呼びに来て、先導して体育館に入場しました。司会がお客様を紹介し、児童代表が手紙を読み、全校から集まった手紙を綴じたファイルを贈呈しました。その後、全校で「ありがとうの花」の歌を贈りました。PTA会長さんからは、「ありがとう」は「有ること」が「難しい」という意味があり、めったにない、貴重なことを指していると教えていただきました。支えてくださるかたがたの善意が当たり前ではないことに気がつき、「ありがとう」を言える新川っ子であってほしいと願っています。