学校ブログ 創立151周年の記録(主担当:校長)

そのやさしいアイデアがすばらしい! 5年グループホームたけのこ訪問

5年生は、今日から1クラスずつ、子ども食堂でもお世話になっているグループホームたけのこで、ゲーム交流を行います。先陣を切って、今日は5年2組がお出かけしました。午後には、雲一つない青空が広がり、陽射しも暖かく。天気も子どもたちの交流を応援してくれているように感じました。

5年生は、「福祉」をテーマとした「いそべ学習(総合」で、赤ちゃん先生、保育園交流、車いすバスケっと体験、高齢者疑似体験など、様々な体験的な学習に取り組んできており、今回の「グループホーム」の交流は、これまでの学びが集約され、子どもたちの姿となって表れてくるものだと思いました。

あやとり、お手玉のチームは、子どもたちが高齢者の方々の近くにより、実技を見せたり、言葉がけをしたりして、一緒に活動を楽しむ姿が見受けられました。お手玉をすることが身体的に難しい方には、あやとりをお勧めするなど、みんなが活動に参加できるような働きかけがすばらしかったです。

すごろくは絵や文字がとっても上手に描かれていました。時間をかけて、ていねいに作成したことが、その出来栄えからうかがい知ることができました。

ボーリングは、スロープを付け、座ったままボールを転がすことができ、よく考えられていると思います。スロープが左右どちらかに傾いていたらピンまでたどりつきにくいですが、そういったこともなく、ていねいに再作したことがうかがえました。これが持ち運びやすいように分解でき、組み立ても簡単なものになっていました。「だれでも、どこでもボウリング」と大山のぶ代さんに行ってもらいたかったなあ。

 わなげも、開始線が移動できるようになっており、高齢者の方々の身体の状況に応じて、開始線を近くして、車いすに座ったまま参加できるよう、工夫がなされていました。

今日のゲームの中で、私が「気づきもしなかった」支援で、秀逸だと感じたのは、すごろくのさいころを受ける箱です。すごい簡単なことだけど、箱を用意することで、誰もがすごろくに参加することができていました。さいころを投げることが難しい方も「箱の中にサイコロを入れてください(置いてください)」で、参加できます。この支援、どこかで調べてのか?それとも自分で考えたのか?子どもたちに尋ねてみたいと思いました。こんな簡単なことで、安全なユニバーサルデザイン化ができることを教えてくれた子どもたちに感謝です。

 今日も「たけのこ」の皆さんが子どもたちを見送ってくださいました。5年生のすごい学びと成長を見る機会をいただけたことに、心から感謝しています。

現在の6年生がお届けしたものも大切に掲示してくださっていました。ありがとうございます。