学校ブログ 創立151周年の記録(主担当:校長)

50mはスタートが命! 4年トップアスリートによる「走り方教室」

現在、豊橋市陸上競技場で勤務されている、1997陸上日本選手権200m覇者の増田智実さんが、走り方教室の講師として本校に来校してくれました。増田さんの実績は、旧姓の「鈴木智実」さんでググっていただければ、ご理解いただけるものと思います。

レッスンの初めは、片足立ちトレーニングから。両手を広げて飛行機のような姿勢をとっているのは、50m走で一番大切なスタートの練習につなげるためのようでした。

歩きと走りの違いは、走りは体重の5倍の負荷が片足にのしかかることが理由だそうです。トップアスリートも、ケンケンとスキップを基礎トレーニングとして取り組んでいるとのことでした。

 スタートでは、利き足を後ろに下げて、さらに後ろ足は宙に浮かせるぐらいの感じでそっと添えスタートを切ることが大切と教わりました。ヒコーキのポーズはこの感覚を身につけてもらうためだったとのことでした。スタートの構えで、前に出す足、後ろに引く足を逆で構えてしまう人が多いようです。

 休憩中は、子どもたちと談笑してらっしゃいました。吉津選手もそうでしたが、トップアスリートは子どもにもやさしく接してくれ、お人柄も一流なんだと感じました。

俊敏性を高めるため、座った姿勢や仰向けに寝た姿勢からのスタート練習も教えてくださいました。来年度は、このトレーニング方法を活かして走力をアップし、体力テストの50m走でも、飛躍を遂げたいと思います。

最後は鬼ごっこ。楽しいと感じてくれることが何よりも大切とおっしゃられるように、終始和やかな雰囲気のまま、2時間のレッスンが終わりました。これでみんなも走りで風を感じることができそうです。