学校日記
七夕
子どもたちの願いごとが書かれた短冊も飾ってあります。
学校にお越しの際は、ぜひご覧ください。
選手激励会
心意気あふれる入場行進、各部活からの気持ちのこもった決意発表には本当に感動しました。応援する1年生の演舞もすばらしかったです。
五並中学校らしく「爽やかに」「堂々と」「最後まで諦めない」ことを胸に戦ってきてほしいと思います。
7月予定
新聞掲載
「豊橋・学校いのちの日」講演会
子どもたちといっしょに「いのち」の大切さについて考える機会となるように、本校の卒業生でもある青少年センターの副センター長 朝倉三恵さんを講師としてお迎えし、「小さないのちのメッセージ」という演題でご講演いただきました。
長男の将(まさし)が小児がんの一種になってしまって、小学校1年生、7歳の時、天国へと旅立ってしましました。その7歳の子から私はたくさんのことを学びました。特に「生きる」「命」ということに対してみなさんにお伝えしながらいっしょに考えていきたいと思います。「命を大切にしよう、命を粗末にしてはいけません」って言うよね。「命を大切にする」ってどういうことだと思いますか?みんなは今、命を大切にできていると思いますか?命を大切にするというのはどういうことなのかな、といっしょに考えながらお話を聞いてくれればうれしいな、って思います。最近ではガンは身近な病気になってきていますが、子どものガンというのはあまり聞くことはなかったです。テレビの中のことだと思っていました。
将はとても元気に生き抜いてくれました。
治療中、調子のよいときは退院して帰宅します。元気になっての退院ではないため、薬の副作用等で体の調子がよいということはありません。「僕はね、お熱が出るとすぐに病院に行かなければならないでしょ。今日はおうちにいることができるのだから学校に行きたい。学校にいけるっていうのはすごくうれしいことなんだよ。学校に行く。」みんなは学校に来ることができているでしょ。当たり前のことだと思っているかもしれない。子どもが病気になって初めて、学校に行けるということ、友達といっしょに過ごせるということが実はとても貴重で、とても大切な時間だったんだな、ということを私は大人になって感じることができました。みんなも今日も学校に来れています。自分に感謝、私ってすごいな。学校に来れている自分、今当たり前ではなくて、貴重な時間を過ごしているんだなってことをたまには思い出してもらえると、とてもいいと思います。
将は学校の話をするときはとてもうれしそうだった。そんな楽しそうに話をしている将に1つ下の弟(年長)が「学校って楽しい?」「楽しいよ。友達と一緒にいろいろな勉強するよ。」弟「いいなぁ、僕も早く学校に行きたいな。」
弟「嫌なことってある?嫌なこと言われる?」「(抗がん剤の副作用で)はげ、って必ず言われるよ」「お兄ちゃん、はげているもんね。」「他にはマスクをしていたので、『そのマスク外してみろ。口がないんじゃないか?マスクマン、マスクマン』って言われる。「あとはお化け」ともいわれる。
(母親といっしょに登校していると)校舎の上から「病気がうつるから入ってくるな。帰れ」運動会の前には「マスクマンこっちに来いよ。「てるてる坊主」の歌を歌われる。
弟「(泣き出して)お兄ちゃんそんなこと言われているの?小学校に行ったらお兄ちゃんとずっといっしょにおる。お兄ちゃんを守る。」
将「僕のことはいいで。同じクラスやまわりの友達で、嫌なことをされている子がいたら守ってあげて」
嫌なことをされたから嫌なことをやり返すのではなく、自分が嫌なことをされたから守ってではなく、嫌なことをされたからこそその人の気持ちがわかる、だからこそ守ってあげてね、って言えたんじゃないかな。
将は病気がどんどん進んでいってしまって、病院のベッドから起き上がることができない、歩くことができない。「お母さん、売店にいきたい。」
病院の売店で、ぐずる孫に対しておばあさんが、将を指さして大きな声で言いました。「そんなわがまま言っていたらあの子みたいになっちゃうよ。」
病室で「将ごめん、お母さん何にも守れんかった、言い返せなかった。」
「お母さん、あのおばあちゃんは僕のこと嫌いであんなこと言ったんじゃないんだよ。だから僕は大丈夫だよ。」
あなたたちが嫌なことを言ったら、その人をもちろん傷つけるけれど、その人を大切に思う人も傷つけるんです。
DVDで紹介される将くんのことばは家族を気づかう言葉であふれています。
好きなものはメロンパンで、嫌いなものはお母さんの涙
「いつも寂しい思いをさせてごめんね」(また入院が決まって寂しがっている弟たちに)
「心配かけてごめんね。帰ったらぼくがお料理つくるからね。」(将の高熱を心配する私に)
「ケーキはいらないよ。プレゼントはおうちに帰ることだよ。みんないっしょにいるのがいちばんだよ。(誕生日にほしいプレゼントを聞いたときに)
「お母さん、泣かないで。僕は大丈夫だから。」(痛みを抑えるためにモルヒネを始めたとき)
「痛いのがうつっちゃうから。もういいよ。お母さんが痛くなったら大変だから。」(夜中じゅう、足が痛い痛いという将をさすっているとき)
「僕の強いところってどこかなぁ」(前歯がぽろって抜けて寂しくなった将。)「心だよ」
「お母さん、きょう ハンバーグ 作ってあげて」(なかなかかまってもらえない弟たちを気にかけて)
その次の日、将は天国へと旅立ってしましました。
最後の言葉は「お母さん、大好き、ありがとう」でした。
将くんからの力強いメッセージ「生きることのすばらしさ」「命の大切さ」「家族と一緒にいられることの幸せ」「学校に通えることのありがたみ」などについて、温かい語り口調で私たちに伝えていただきました。
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