日誌

人権の学習「小さな命のメッセージ」

 市内には人権擁護委員会という組織があり、毎年市内の数校を順に巡って人権の講話をしてくださいます。今年は北部中がその該当校にあたり、コロナ感染拡大中のため1年生に限定して「人権の学習」を行っていただきました。

 今回、市内在住でご長男を病気で亡くされている朝倉三恵さんを講師としてお迎えでき、「小さな命のメッセージ」というタイトルでお話いただきました。まだ小学1年生だったご長男が短い命の中で、病気に立ち向かい、弟や家族のみならず周りの人を思いやり、懸命に生きようとした姿をお話しくださいました。

 
  
 お母さんが自らの子を大切に思う気持ち、ご長男がお母さんやお父さん、弟さんを気遣うことばと周りの人の言動を冷静に前向きに受け止める姿の話をしていただき、命の輝く姿を教えられる、本当に心に響くお話でした。人の命や気持ちの尊さ、相手を気遣う気持ちの大切さを教えてもらいました。生徒の中にもそっと目を拭う子もいて、1年生の生徒たちの心に強く刻まれたと思います。2・3年生には、今後感染が収まったころにぜひこのお話を聴いてもらおうと、朝倉さんにお願いがしてあります。楽しみに待っていてください。